着物の着付けに必要なもの

 着物に必要なものを一覧にまとめてみました

①足袋

先にはいておかないと、着物を着てしまってから足袋を履くと着崩れしますよ~~
足袋を履くポイントは!
・小鉤(こはぜ)を外しておき、かかと部分を外側へ折り返しておきます!
・指先が余らない様につま先を合わせてからかかとまでしっかりと入れ込みます
・小鉤を下から順番に留めていきます
※礼装には必ず白足袋です。

浴衣の場合は素足に下駄ですね^^b

②襦袢

妊婦さんには上下に分かれているセパレートタイプがお腹の上下の調整を取りやすいのでオススメです♪
夏用の薄手で涼しいタイプなど色々な商品がありますし、下着だと割り切って安い商品でも問題ないと思います。
襦袢を着るポイントは!
・半襟を襦袢に縫いつけて衿芯を通しておきます。半襟が最初から縫いつけてある襦袢はお手軽ですね~
・着る前に和装用のブラジャーで着物向きのすっきりとしたラインに補正するか、ノーブラにタオルや手ぬぐい等を巻いて胸が大きな方は横に流したりしながら、ラインが綺麗に見える筒型に補正していきます。又、寄せてあげるブラやワイヤー入りブラは後で胸が痛くなりますので避けた方がよいです。
・着終わった後に腰紐と伊達締めの下から背縫いを軽く下へ引いておきます。
浴衣の場合は、気軽に楽しめる着物なので、『スパッツ+キャミソール』又は『ロングキャミソール』でも良いと思います^^b

③衿芯

襦袢の半衿に通して使用します。ダンナ曰く、学生服(詰め襟)のカラーみたいなものだと・・・・違う様な気もするが、伊達襟はそうなのかもしれない・・・・f^^
要は、着物を美しく見せる為に襦袢の衿部分をピンと張りを持たせて型くずれさせない為のものです。材質も天然のものから比較的安価なプラスチック系まで有りますのでお好みでどうぞ~~

④伊達衿・半衿

伊達衿

は、着物にくっつけて、もう一枚着物を着ている様に見せる為のものです。十二単等古来より日本は重ね着の風習があり、その名残だと言われています。又、着物の比翼を簡略化してもっとオシャレを楽しむ為にこの様に発展しました。

ポイントは、

・無地か地紋入りのものが一般的

・振り袖、訪問着、付け下げ、色無地等の礼装用の着物に合わせます。

半衿

は、襦袢にくっつけて使用します。衿元をすっきりと引き締めつつ着物の衿を汚れから防ぐ役割が有ります。

ポイントは、

・基本は白ですが白地に金や銀の刺繍なら留め袖と合わせて礼装用となります

・材質は塩瀬や縮緬が一般的です

・刺繍衿も有り、普段着用から礼装用まで様々有り、振り袖、訪問着、付け下げ等に合わせます。

⑤腰紐・伊達締め

腰紐

は、着物を着る際に着物の裾の高さをつま先から5㎝上に調整する際その位置で固定する為に腰紐をウエストに合わせて後ろから前へ回して固定し『お端折り』を作るものです。浴衣でも必ず必要なものです。(当店では紐がないタイプの襦袢を使用する場合は3本使用し、飾り帯の種類によっては1~2本使用しますので3本セットがオススメです)

ポイントは、
・腰紐には、平ゴム紐タイプや布製のが有り、フック式のゴム紐は長さの調節も楽で早く着付けられます。
 (個人的にはしっかりと着付けられる布製が好きですがf^^)
・コーリンベルトは、着物の中(胸の下辺りの帯で隠れるところ)で着物の衿と衿を固定し(下前をとめて、脇を通して背を通り上前をとめます)衿元のラインを美しく仕上げ、着崩れしにくくします。又、着物の袖を動きやすく一時的に留めたりします。無くても良い小物ですが、あると便利な小物です。
 (個人的には留め具がステンレスタイプがしっかり止まるので好きですf^^)

伊達締め

は、調節したお端折りを押さえて胸元からウエストのラインを美しく整える為のものです。

ポイントは、

・伊達締めの素材としては、絹、木綿、化繊、モスリン等が有ります。

⑥帯板

帯板は、固定されたお端折りの上に置くだけのものですが、帯のシワを防ぐ大事な役割があります。

ポイントは、

・ベルト付きタイプだと、着付が楽に行えます。

・ベルト無しタイプをさらにもう一枚帯に挟むとさらにシワがよりにくくなります(これやってる人は職業で着物着る人くらいですかねぇ?・・・仲居さんとか、仲居さんとか、仲居さんとか・・・多分どこの着付教室も教えてくれなさそうな裏技な気がする・・・)

⑦帯締め

帯締めは、帯や帯結びをしっかりと支える為のものです

ポイントは、

・しっかりと帯び幅の中央で結びます

・基本は、本結びや藤結びですが様々な飾り結びもありオシャレのポイントでも有ります

・複数本を使用するものや宝飾が施されたものまで有ります

浴衣では普通は使用しませんが、オシャレを演出する為に使用するケースも増えているようです。

⑧帯揚げ

帯揚げは、着物と帯を調和させる働きがあり、オシャレ度アピールのアイテムでもあります。
ポイントは、
・色を決める際に着物の柄に使われている色のどれに合わせるかで全体的にまとまったオシャレを楽しむか、又は、使われている色の反対色を用いて意図的に引き立てたる所を選んだり個性的にオシャレを楽しめます!
・着物の『格』に合わせて選びます。
・振り袖には着物と同じくらい華やかな総絞りの帯揚げがオシャレです。
・黒留め袖には白以外を使ってはいけません。

⑨帯枕(太鼓を作るときに必要)

帯枕は、太鼓や飾り帯を作るときに形を整える『芯』の役割があります。
ポイントは、

・大まかに、お太鼓用(早結び用と通常用)と、振り袖他の飾り結び用等があります。
・全体をガーゼ等でくるんであげると、ゆるみにくく痛くなりにくいです
・裏技で、ガーゼの代わりにストッキングでも・・・・f^^

⑩草履

草履に関しては完全に好みの問題ですねぇ・・・f^^
浴衣には下駄で鉄板です!
バッグとお揃いにしたり、着物の柄に色を合わせたり・・・
又、雨の日用や、雨の日用カバーが付属しているものも有ります。

⑪バッグ

浴衣には巾着やかごバッグが可愛いですね^^
お履きものと合わせたセット物や、それぞれ合わせるのもオシャレの楽しみ方の一つです。

⑫扇子

末広(扇子の末広がりが縁起がよいとされています)とも言い、白骨と黒骨があり、諸説色々ありますが厳密には黒留め袖と色留め袖では金銀地の『黒骨』を必ず持つ決まり事が有ります。

⑬和服を着るのに有ると便利なセット

初心者の方には襦袢に最初から半襟が縫い付けてあるタイプのセット物が楽で良いですね^^

⑭着物や浴衣に合わせる小物

浴衣に麦わら帽が流行ってきていますが、女性は個人的に編み込み等のアップが可愛いと思います。髪飾りでおしゃれ感アップ!

⑮なんとなく良さげな浴衣

※浴衣セットをお買い求めの際は『腰紐』が付属していないケースが多い様です。セット内容を確認し付属していない場合は必ず『腰紐』を別途お買い求め下さい。腰紐を使わずに着付けますと、すぐに着崩れてお直しが難しいです。

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